多摩蘭坂再訪 | 18:33 |
国立駅前ののどかな商店街をとぼとぼ歩くと
ほどなくして小さな坂が現れる
多摩蘭坂
本当は一昨日が清志郎さんの命日やったんすけど、
自分のライブやったので、日を改めて来ました。
天気がよかったんで石碑の前で足を止める人やら、ノートに記帳される人もちらほら。
今年もたくさんのお花や飲み物がお供えされてました。
昨日が雨で花がグチャグチャになってないか心配やったんですけど、
心やさしい方々がいるんでしょうね、ちゃんと新しいものに変えられてました。
ところで国立という街、東京の都心からすると微妙に遠い距離にあって、
緑も多いし、のんびりした街です。
俺もこっちに来て最初の頃は埼玉に住んでたんで思うんですが、
この都会から微妙に離れた空気というのが、
清志郎さん(RC)の音楽の独特のセンチメンタリズムを醸し出してるような気がします。
完全な田舎でもない郊外の街の
東京の真っ只中からちょっと距離を置いた感じというか…。
皆そうやと思うんですけど。
ライブやったり練習終わった後、都会から離れた街に帰る途中、
一人で電車に揺られてるとどうしても色々考えるんですね。
前向きなことも後ろ向きなことも。
そんな時、よくRCの「シングルマン」の曲を口ずさんでました。
今もね、「甲州街道…」とか聴くとね、その頃のこと思い出してちょっと胸が詰まりそうになります。
多摩蘭坂のバス停にて。