落合 | 01:44 |
(野球に興味のない人には全然意味不明な話です、ごめんなさい)
子供の頃からロッテオリオンズが大好きでした。
きっかけは西鉄ライオンズのエースだった稲尾さんが監督になったから。
でも地元の商店街ではオリオンズの帽子は売ってなくて、
代わりに兄のおさがりの阪神の帽子を被っていました。
北九州市民球場(その頃は小倉球場という名前でした)にロッテと巨人のオープン戦を観にいった時、
落合が目の前で巨人のピッチャーからホームランを打ちました。
その頃のオリオンズはとても弱くて人気もなかったけど、
落合はいつも黙々とお客さんのいない球場で、
あの日自分が観た時と同じようにホームランを打ってました。
弱いチームが時々強いチームを負かすのが好きでした。
だから落合がセリーグのドラゴンズへ、そしてジャイアンツへ移籍した時はガッカリしました。
それから何年も経って、ロッテはマリーンズに名前が変わって強くなって日本シリーズに出ました。
相手は落合監督の率いるドラゴンズでした。
ロッテが優勝して嬉しかったけど、少し複雑な気持ちでした。
やっぱり心のどこかで落合が好きでした。
今思うと、どのチームに行っても落合はいつも落合でした。
どんなに個人主義とかワガママとか批判されても、
いつでも黙々とホームランを打ってました。
最近は野球にもそんなに興味がないし、今年のペナントレースがどうなってるかも全然知らないけど、
たまに曲作っててスランプになったり疲れた時、
目の前で落合がホームランを打った時の事を思い出します。
俺は自分の唄を聴きに来てくれる人の為に生きている。
世の中がどんなに変わろうと、
その人達のスタンドに向かってホームランを打ちたくて曲を書いている。
そう思うと、なんか力が湧いてきます。
ありがとう、落合。
おやすみなさい。